海の伝統文化

相生ペーロン

相生ペーロン伝来百周年

ペーロン競漕は木造和船のペーロン船に漕ぎ手や舵取りが乗船し競漕を行う海上文化。大正11年(1922年)に播磨造船所(現IHI相生事業)の長崎出身の従業員によって相生の地に伝えられ龍舟4艇が競漕する相生ペーロンとして引き継がれ、令和4年で百周年を迎えます。ドン!デン!ジャン!と銅羅と太鼓の音に合わせて力漕する姿は、まさに龍が水面を駆けるように壮観そのものです。

相生ペーロン船

長さ13m・幅約1.6mの木造和船で32人乗り(漕ぎ手28人、舵取り、艇長、銅鑼、太鼓各1名)の船。龍の頭部をかたどった船首みよしが特徴的で、全12艇に龍の名前がついています。長さ13m、幅1.58mの船です。

相生三大祭り

相生ペーロン祭

五月に相生湾で開催される、播州路に初夏を告げる一大イベント。前夜祭の海上花火大会から始まり、ペーロン競漕、陸上パレードで相生の町を彩ります。

ペーロン競漕

市内外の約70チームが参加し、300mの海上コースを往復しその速さを競う。28人の漕ぎ手の一糸乱れぬ櫂さばきやレース中盤に船がコースを回る際の舵取りが見所。

海上花火大会

前夜祭では約5000発の豪華な海上花火が打ちあがります。
なかでも水中スターマインは、海面で花開く海上花火大会ならではの美しさを感じていただけます。祭の華の露店も300店舗!

陸上パレード

まちのメインストリートで行われる陸上パレードは、地元の学生による吹奏楽やダンスをはじめ、様々な団体が出演し、多彩なパフォーマンスを繰り広げ、ペーロン祭を陸上からも盛り上げます。

相生ペーロンの資料を展示

ペーロン海館

2017年9月にオープンした相生ペーロン海館。ペーロン船12艇を保管する艇庫や「相生ペーロン」の歴史資料などの展示があり、伝統文化の魅力を伝えています。また、相生湾を一望できる展望ロビーが設置され、いつでも自由に見学していただけます。

開館日4月~10月:水曜日を除く毎日 
11月~3月:土・日・祝日(12 月 29 日~1月3日は休館)
開館時間10時~16 時 入館無料
お問い合わせ相生ペーロン海館  0791-23-7151
相生市 地域振興課 0791-23-7133

八代目(海龍・輝龍・蒼龍・瑞龍)九代目(飛龍・雲龍・蛟龍・青龍)十代目(天龍・白龍・神龍・昇龍)